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Making of Pixia CG
# フリーソフト・Pixiaを使ったCG製作過程(Pixia2.9w使用) ★このページはPixia 〜ver.4.x(旧バージョン)対応です。新バージョン(ver.5)はこちら★ B-01-1.【線画】パソコン上で、Pixiaを使って描く場合
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★レイヤを使って、下描き後に主線を入れる★私は紙に描く場合でもパソコンで描く場合でも、下描きをしてからでないと主線を描けません。なのでここではPixiaのレイヤを使って下描きしてから主線を描きます。 下描きしなくても一発で主線を描ける、という貴方は、下描きなしで どうぞ好みの大きさで新規作成したキャンバス(『ファイル−新規作成』)に描いていってください〜。 |
★まずは下描き★何はともあれPixiaを起動します。そして、『ファイル−新規作成』で好みのサイズの白紙を作成します。 好みとは言ってもあまり大きすぎるとレイヤを増やしていくうちにPixiaの動作が重くなってしまうことがあるのでほどほどのサイズで。私はいつもPixiaで画像を扱う場合は長辺1000ピクセル以下程度のサイズで作業します。最近のパソコンならもっと大きくても大丈夫かも。 白紙を作成したら、まず最初にレイヤの名前をわかりやすいように変えておきます。 Lパネルの「LAYER0」となっている部分をダブルクリックし(またはLパネルの『編集−設定』を選択)、レイヤ設定のダイアログを出します。 そしてレイヤの名前を「下描き」とでもしておきましょう。 合成方法は「重ねる」のまま、レイヤの濃度も「100%」のままでOKです。 これで「OK」をクリックするとLパネルに表示されるレイヤの名前が「LAYER0」から「下描き」と変わります。 レイヤの名前を変えたら早速キャンバスに下描きしていきましょう。私はタブレットで描いているので、フリーハンドでざくざくっていっちゃいます。 ペンの種類や大きさはお好みで。ここはまだ下描きなので、あまり細かいことは考えてません。 また、あとで主線を黒で描くので、主線が見やすくなるようにここでは茶色で下描きしました。 |
★レイヤを追加して主線を描く★下描きができたら、レイヤを追加して主線を描いていくことにします。レイヤというのは、透明なシートのようなものだと考えればいいです。つまりアナログでいうと、下描きした紙の上に透明なシートを置いて、そこに主線を描くというような感覚です。 主線を描く前に、まず『画像−倍精度モード』を選択しておきます。 倍精度だと普通よりも綺麗に描けるみたいなので。 では次にレイヤを追加します。 Lパネルの『編集−追加』を選択します。すると左のように新しいレイヤ「LAYER1」が追加されます。 ※「LAYER1」の後ろの「@」が倍精度モードで作業中である印です。 そして追加したレイヤの名前を、先ほどと同じようにして名前を変えます。 「LAYER1」の部分をダブルクリック(またはLパネルの『編集−設定』を選択)してレイヤ設定ダイアログを出し、名前を「主線」としておきましょう。 ここも合成方法は「重ねる」(「乗算」でも可)、レイヤの濃度は「100%」と、そのままでいいです。 するとLパネルが左のようになります。 「主線」レイヤが選択されていることを確認したら(Lパネルのサンプル画像表示部分が赤い枠で囲われている状態)、いよいよ主線を描いていきます。 ペンのサイズや種類はお好みで。 ここでは、このように丸いペン先で3×3のものを使いました。 細かい部分が描きにくいようであれば、拡大率を大きくしたり、ルーペを使って描いていきます。 また、私は1枚のレイヤに主線を描いていきますが、複数のレイヤを使ってももちろん構いません。 複雑な線を描くときはそのほうが線を修正しやすいのでいいかもしれません。たとえば顔の輪郭、髪、顔のパーツ、服でそれぞれレイヤを分けるとか。レイヤを追加するときは先ほどと同様、Lパネルの「編集−追加」をクリックしてレイヤを追加し、レイヤの名前を適当なものに変更してから使うと良いでしょう。 また、主線を描く際に下描きの線が濃くて見づらい場合は、「下描き」レイヤの濃度を低くします。 「下描き」レイヤを選択して、先ほどレイヤの名前を変えたときと同様にレイヤ設定ダイアログを出します。「レイヤの濃度」の数値を好みに応じて下げれば、「下描き」レイヤの線が薄くなって見やすくなります。ここでは50%にしました。 なお、再び主線を描く際には、必ず「主線」レイヤを選択していることを確認して描きましょう。「下描き」レイヤに描いてしまってはせっかくレイヤを使う意味がなくなります(^^;) ▲「主線」レイヤ選択状態
で、とりあえずこれが主線を入れ終えた状態です。 次に、今の状態では下描きの線も見えているので、主線だけが見えるように「下描き」レイヤを非表示にします。 「下描き」レイヤのボタンをクリックしてレイヤを非表示にします。 (※もういちどボタンをクリックすると再び「下描き」レイヤが表示されます)
するとこのように主線だけが表示されます。 この時点で気づいた修正点(線の途切れ、はみ出しなど)はできるだけ直しておいたほうがいいです。 |
★レイヤを結合して主線完成★最後に、レイヤを結合して(複数枚のレイヤを1枚にする)、線画を完成させます。線画が描けたら、「下描き」レイヤを非表示にしたままの状態で、『画像−レイヤの結合』(またはLパネルの『編集−レイヤの結合』)を選び、「非表示レイヤを破棄して新規ウインドウ」を選びます。 透明色の結合は、そのまま「不透明にする」にしておきます。 これで「OK」をクリックすると、複数枚のレイヤを使って描いた主線も、1枚のレイヤに統合されて新規ウインドウで作成されます。 この新規ウインドウで表示された主線を『ファイル−名前をつけて保存』で、『標準[*.pxa]』形式で保存しておきましょう。別にbmpなどでも構いませんが、この後せっかくPixiaで着色するので、pxa形式での保存が良いでしょう。 これでとりあえずPixiaで線画が描けました〜。 ここまでできたら、■B-02. 線画の修正へ進んでください。 |
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