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Making of Pixia CG  # フリーソフト・Pixiaを使ったCG製作過程(Pixia2.9w使用)

★このページはPixia 〜ver.4.x(旧バージョン)対応です。新バージョン(ver.5)はこちら

B-01-3.【線画】その他の方法で線画を用意する場合
Pixia以外のお絵描きソフトを使う場合や、デジカメを使う場合などなど。

★他の方法あれこれ★

線画を用意するには、Pixiaで描いたり、スキャナで取りこんだりする他にもいろいろな方法があります。
このページでは、それらについてそれぞれ簡単に触れたいと思います。

このページで紹介するのは、
* 下描きを紙に描いて、主線をPixiaで描く
* 紙に描いた主線をデジカメで取りこむ
* 他のソフトを使って描く
です。


★下描きを紙に描いて、主線をPixiaで描く★

私は試したことがないのですが、下描きだけ紙に描いてスキャンした後、
Pixiaに取りこんで主線をPixiaで描くという方法があります。

●B-01-1. パソコン上で、Pixiaを使って描く場合 と
●B-01-2. 紙に描いて、スキャナでパソコンに取り込む場合の合わせ技ですね。

これは主にマウスでスプライン曲線スプライン曲線やフリーベジエ曲線フリーベジエ曲線などを使って主線を描く場合に有効な方法だと思います。


★紙に描いた主線をデジカメで取り込む★

これも私は試したことがないので詳しくないのですが、
スキャナの代わりにデジカメを使うという方法があるそうです。
スキャナもタブレットも持っていないし、マウスでは上手く描けない。
でもデジカメなら持っている、という方にはこの方法がいいかもしれません。

要するにスキャナでの作業をそのままデジカメに置きかえるだけです。
(スキャナでの線画取り込みは●B-1-2. 紙に描いて、スキャナでパソコンに取り込む場合を参照)
デジカメで紙に描いた主線を撮影し、Pixiaで開いた後、
スキャンしたときと同様に、『画像−色調補正』を使って線画をはっきりさせます。


★他のソフトで描く★

Pixiaで線画を描くことが出来ればもちろんそれでいいです。
でも、私の場合、タブレットの筆圧をONにするとその調整が下手なためか(泣)、
Pixiaで線を引こうとすると思うように描けずに
線が糸を引くような状態になることがしばしばあります。
他にも線だけ他の使い慣れたソフトを使いたい、
という場合はそれでももちろん構いません。
自分にとっていちばん描きやすいもので描くのがいちばんいいと思います。

他のソフトで描く場合、どんなソフトで描いても構いませんが、
レイヤ機能のあるソフトを使用すると、下描きしてから主線を描く過程が比較的簡単だと思います。
Photoshopなどの有名ソフトでももちろんいいですし、
フリーソフトでもPictBearのようにレイヤ機能があるものもあります。
レイヤ機能がなくてもいいなら、別にWindows付属のペイントだって構いません。

ご自分に合うものを使ってくださいませ。


★参考:Painter Classicでの一例★

私自身はというと、最近はPainter Classicで線画を描くことが多いです。
「Painter Classic」は、アナログ感覚のお絵描きが出来ることで有名なグラフィックソフト「Painter」の入門版的なソフトで、私はタブレットとのバンドルで購入しました。
背景などを描きこむ場合はこれにPhotoshop5.0LEを併用することもありますが、人物を描くのにはPainter Classicを使用することがほとんどです。

ここでは簡単にPaintrt Classicでの線画を描く手順を追っていきます。
ここはPixiaのページなのであくまで簡単に、ですが(^^;)



実はPainter Classicにはレイヤ機能はありません。
でも代わり(?)に、「トレーシングペーパー」という機能があります。

下描き まずは新規作成した白紙に鉛筆でざくざくと下描き。

下描きが出来たら、そのファイルを開いたままで(最小化していても可)、『ファイル−クローン作成』を選択。すると下描きと同じもの(クローン)が新規ウインドウで開きます。

トレーシングペーパー クローンの領域を全体指定し(『編集−全て選択』)、一旦消去します(『編集−消去』)。 そのままの状態で『キャンバス−トレーシングペーパー』を選択すると、アラ不思議。消したはずの下描きが少し薄く表示されます。何故なのかは聞かないでください;

この薄い線は実際に描かれている線ではなく、再度『キャンバス−トレーングペーパー』を選択すると消えます。つまりはこれを元に主線を描けばいいのです。トレーシングペーパーONの状態で、主線を描いていきます(ここではわかりやすいように赤のライン)。


そんなこんなで主線を描くことが出来たら、Pixiaで開くことの出来るbmp形式あたりで保存します。
また、使用するパソコンのメモリ容量にもよるかもしれませんが、あまりサイズが大きいとPixiaでの作業の際、動作が重くなることがあるので、私の場合は長辺を1000ピクセル以下に縮小しておきます。
今回の絵はあまり大きくないので縮小せず、700×800ピクセルです。



ちなみに、私は主線を黒以外の色で描いた場合は、Pixiaで開いた後に
フィルタ『フィルタ−効果−モノクロ』を実行して黒くします。別に他の色のままでも構いませんが(後で色を変えることも可能です)、着色の際に線が見やすいほうがいいので私は黒にしておきます。



線画を描く他の方法も見るなら以下のリンクからどうぞ。
●B-01-1. パソコン上で、Pixiaを使って描く場合
●B-01-2. 紙に描いて、スキャナでパソコンに取り込む場合

いずれかの方法で線画が用意できて先の作業に進むなら■B-02. 線画の修正へどうぞ。


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