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Making of Pixia CG  # フリーソフト・Pixiaを使ったCG製作過程(Pixia5.30f使用)

★このページはPixia ver.5〜(新バージョン)対応です。旧バージョン(〜ver.4.x)はこちら

B-01-2.【線画】紙に描いて、スキャナでパソコンに取り込む場合
アナログで描いたものをPCに取り込む方法です。

【おことわり】
現在、私はスキャナを持っていないので、このページに限り何年も前に作成したページをほぼそのまま使っています。
もし今の使用法と異なる部分がありましたらご容赦くださいm(_ _)m サンプル絵も超古くてゴメンナサイ;


★下絵を描く★

私はものすごく適当な紙と適当なペンで描いてますが、みなさんはどうぞご自分にあった方法で描いてくださいませ〜。
あくまで下記はご参考ということで(^^;)




昔の絵の使いまわし…… ●下絵を描く
まず、らくがき用ノートにいろいろと試しがきをしたりして、
構図などがまとまったら、B5用紙にシャープペンシルで描いていきます。
で、これ(右図)がその下絵。古い絵ですみません;
もちろんスキャナが取り込める限りのサイズであればもっと大きい紙でもOK。

●用紙
今回使用した紙は100円ショップで買ったB5コピー用紙。
紙の種類は、自分でいろいろと試してお好みのものをどうぞ。
漫画を描かれる方ならもちろん原稿用紙がいいんじゃないでしょうか。
私の場合は、とりあえずあまりお金をかけないことを第一に考えてるので(^^;)、
100円ショップは重宝してます。

●シャープペンシル
シャープペンシルは、献血した時にもらったもの。
ふつうの0.5mmシャープで、買えばたぶん100円くらいのものでしょう。
でもこういう安いもののほうが私は軽くて使いやすくて好き(笑)。
芯はMITSUBISHIのUNI0.5mm、HB。ふつーに文具屋さんで売ってるやつです。




★主線を入れる★

ああ昔の絵はいや〜っ ●主線を入れる
下絵が完成したら、ペンで主線をとって、シャープペンシルの線を消しゴムで消します。
前述しましたが、主線を入れる時はなるべく線が繋がるように注意します。
でないと、後で色を塗るときに苦労することになるので……(^^;)。
でも、あまりそれを意識しすぎると線が固くなるのでほどほどに。
また、少々のはみだしなどは気にしないでOKです。
後でパソコンで取りこんでから修正します。
(この絵にも間違って不必要な線を入れちゃったところがあります)

●ペン
私が主線を入れるのに使うペンは、サクラの『PIGMA』COPIC『MULTI LINER』
サイズはほとんど0.05mmを使用しますが、一応0.1mmと0.3mmも持ってます
(今回は全部0.05mmで描いてます)。
PIGMAはちょっと大き目の文具屋さんなら置いていると思います。COPICのMULTI LINERはアニメイトで買いました。
でも、漫画用のつけペンなんかを使えるかたは、もちろんその方がいいでしょうね。
線に強弱がつけられますから。
上記のようなペンがなければ、普通のサインペンとかボールペンでもOKだと思います。
要ははっきりとした線が描ければいいので。


●消しゴム
消しゴムはいろいろ使ってみたものの、私に一番馴染み深いのはTOMBOWの『MONO LIGHT』
軽い力で消せるので好きなんです〜。



★線画を取り込む★

スキャン設定●スキャナで線画の取りこみ
スキャナは機種によって、いろいろ扱いが違うと思うので、一概に解説はできません;
とりあえず、私の使用しているスキャナではこんな感じです。

いろいろスキャナの設定をいじって、一番きれいに取りこめる設定を保存しているので、
あまり深く考えてないんですが(^^;)、いつもグレーモード(グレースケール)で解像度200にして取りこんでいます。
……実は解像度とかよくわかってません(おい)。




★カラータイプの変更★

●フルカラーにしておく
Pixiaはフルカラー画像を編集するソフトです。
したがってPixiaでグレーモードの画像を開こうとすると正常に表示されません。
・・・と思っていたのですが最近のPixiaは大丈夫かも? 大丈夫ならここはスルーしてください(笑)

というわけで、スキャナで取りこんだ画像がグレーモード(グレースケール)でpixiaで開けない場合は、
Pixiaで開く前にまずスキャナの付属ソフトなどで画像のイメージタイプを
フルカラー(1677万色:RGBカラー)に変換しておいてください。
※Photoshop5.0LEの場合なら、『イメージ−モード−RGBカラー』を選択。



★サイズの調整★

●サイズの調整〜保存
上の設定で取り込んだ線画のサイズはだいたい1400×2000ピクセルくらい。
このままでもいいんですが、うちのRAMが非力なせいか、
あまり大きな画像をPixiaで扱うと極端に動作が遅くなるので、
いつも長辺を1000ピクセル以下くらいにします。
で、今回は701×1000ピクセルに縮小しました。
※↑の情報はWindows98時代のものなので、いまどきのパソコンならもうちょっと大きくてもきっと平気だと思います(^^;)

で、このサイズの縮小はPixiaでも
『画像−大きさを変えて複製』で可能なんですが、
Pixiaで縮小した時と別ソフトで縮小したときとでは補完具合がちょっと劣るような気がするので私は別ソフトを使っています。
私はスキャナに付属していたソフトや、
タブレットとのバンドルで買った『Photoshop5.0LE』などを使います。
でも意外とWindows付属のペイントでも「変形−伸縮と傾き」を使っても綺麗に縮小できることに最近気づきました(ただしピクセル指定ではなく%指定になります)。
とりあえず自分で納得できるレベルで綺麗に縮小できればなんでもいいです。

そして、とりあえず保存します。
保存形式はPixiaで扱える.bmpや.jpgなどで。
画質を落としたくなければ.bmpあたりがベター・・・かな?




★線画をはっきりさせる★

※この作業は、スキャンした線画が全体に灰色っぽかったり、
ゴミ(黒い斑点など)がたくさん残っていたらこれを飛ばすために行います。
スキャンした時点で線がくっきりしてゴミなどもない、
綺麗な状態の線画であればこの作業は必要ありません

色調補正 ではPixiaで線画を開きます。

色調補正まず『画像−色調補正』を選び、ベジェ曲線をいろいろいじって、
線画がくっきりはっきりするようにします。

具体的にどういじればいいのかというのは、絵の状態にもよると思うので
私には説明できません(汗)。
いろいろいじっていると、画面が白っぽくなったり、逆に黒っぽくなったりすると思うので
丁度いいところを見つけてください。
とりあえず、白く(薄く)しすぎてせっかく描いた線が
途切れ途切れの状態にならないようにしておいてください。
少しくらいならゴミが残っていても後で修正できますので、
薄いよりは濃い状態のほうがいいと思います。




ここまでできたら、一旦pxa形式で保存し、■B-02. 線画の修正に進んでください。



線画を描く他の方法も見るなら以下のリンクからどうぞ。
●B-01-1. パソコン上で、Pixiaを使って描く場合
●B-01-3. その他の方法で線画を用意する場合

このまま先の作業に進むなら■B-02. 線画の修正へどうぞ。


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