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Making of Pixia CG  # フリーソフト・Pixiaを使ったCG製作過程(Pixia2.9w使用)

★このページはPixia 〜ver.4.x(旧バージョン)対応です。新バージョン(ver.5)はこちら

Tips03.簡単に塗る方法(タブレットもマスクも不用)
ちょっとした彩色をしたい。
でもタブレットはないし、かと言ってマスクを作るのも面倒。
そんなあなたに捧げる(笑)多角形領域を使ったお手軽着色法。

★簡単な彩色★

紙に描いたラクガキとか、ちょっとした絵日記のカットとかを、
簡単に色をつけてホームページにUPできればいいですよね。
タブレットがあればそれも比較的簡単ですが、
マウスでフリーハンドで塗るのはちょっと難しい。かと言ってマスクを作るのも大変。

多角形領域そんなときは多角形領域を利用して塗りましょう〜。

線画 まずは線画を用意しましょう。
マスクを作らないので、きっちりと繋がった線である必要はありません。 鉛筆での走りがきでもなんでもOK。


レイヤ設定 Lパネル
そして、何はともあれ、用意した絵をPixiaで開きます。
ここで現在のレイヤの名前を「線画」としておき、 合成方法は「乗算」にしておきます。
(↑のレイヤ設定ダイアログはLパネルの『編集−設定』を選択するか、
 「layer0」という部分をダブルクリックすると出せます)

★レイヤを追加して多角形領域で塗る★

Lパネル まず、より綺麗に色を塗るために『画像−倍精度モード』を選択します。

それから色を塗るためのレイヤを1枚追加します。
Lパネルの『編集−追加』でレイヤを1枚追加し、そのレイヤ名をここでは「色」としています。合成方法は「乗算」で、左図のように線画レイヤをドラッグして一番優先するようにおきます。
(「@」マークが倍精度モードである印です)


まず顔の部分から塗っていきますが、この絵では線がきちんと閉じられていないので 『領域−閉領域』で領域を選択するのは困難です。

多角形で囲みまーすそこで、『領域−多角形』を使って、地道に顔の肌色の部分に沿ってクリックしていき、領域を選択していきます。(囲い終わったら右クリックをして、選択完了です。) 必要以上に神経質になる必要もありませんが、あまりポイント数が少なすぎると ぎこちなくなってしまうので、ある程度は頑張って地道に囲っていきましょう。
あと、髪の部分と重なる部分もありますが、あとでちゃんと塗るのでとりあえずここは大雑把に。


領域をぼかすそして領域を囲い終わったら、『領域−領域の外側をぼかす』を選択します。「ぼかす度合」は私は1〜2くらいで行っていますが、大き目の絵であればもう少しこの度合いを大きくしてもいいかもしれません。


肌色を流しこむ 塗りつぶし そして、この状態で肌色を流しこみます。

眼の部分なんかも一緒に塗りつぶしてしまうことになりますが、後でフォローするのでとりあえず気にしないでおきます(^^;)。


影をつける フリーハンド[補間]更に、顔の部分にフリーハンドで影をつけていきます。 ここで1枚レイヤを追加して別のレイヤに影をつけてもかまいませんが、なるべく今回は手間をかけたくないので、私はこの「色」レイヤにそのままフリーハンドで塗っていきます。

なお、くれぐれもうっかり領域を解除しないようにしましょう。でないと影をつけにくいですよ〜(^^;) (※万一選択解除してしまったら、『表示−補助設定』の領域ヒストリから多角形領域を呼び出しましょう。すぐ気づけばまだヒストリが残っていると思います)。

同様に多角形領域で服の部分も囲って外側をぼかし、色を流しこんで影をつけます。


肌色が重なっていた部分を消しました 次に、髪の部分を塗ります。
やはり同様に多角形領域で囲んで外側をぼかします。
Cパネル
そして、一旦ペンを「消しゴム」にし、t値、d値ともに255の状態で塗りつぶします。
すると、髪の部分にかかっていた肌色が消えます。

髪に色をつけました その状態で、あらためて髪の色を選択して、その色で塗りつぶします。 あとは今までと同じ。フリーハンドで影をつければOK。 軽く白でハイライトも入れました。


眼の部分も同様の手順で 眼の部分も同じ。まず目全体を領域を囲ったら肌色を消して、 あらためて瞳の部分を選択して塗ります。


完成〜 細かい部分も同じように塗って、完成。



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