C-03．「マスク」レイヤの細部修正
「マスク」レイヤの細かい部分をきちんと塗り分けて、完成させます。

★最小値フィルタを使う★ 今のままではまだ「マスク」レイヤに塗り残し（白い部分）がたくさんあります。 この塗り残し部分を埋めるために使うのが 『最小値』フィルタです。 まず最初に、「マスク」レイヤ全体にフィルタがかかるようにするために、 領域解除しておきましょう。 レイヤの状態はこんな感じで、線画も見える状態でいいです。 でも「マスク」レイヤが選択されている状態であることは確認しておいてくださいね。 そして『フィルタ→標準→最小値』を選び、「設定」をクリックします。 ★旧バージョンにおける きわさんの「最小値」フィルタを使いたい方はこちら （ただし手動ファイル操作のできる人限定） 「最小値フィルタ」の設定ダイアログが開くので 「度合い」が「1」になっていることを確認して「ＯＫ」をクリックします。 そして「フィルタ」の「実行」を１回クリックすると・・・ 実行前 → 実行後 白かった部分がかなり塗りつぶされましたよね！ でも、まだ細かいところがもうちょっと白く残ってます。 そこでもう一回「フィルタ」の「実行」をクリックすると・・・ 2回目実行前 → 2回目実行後 あらら、ちょっとはみ出して塗られすぎちゃった箇所が・・・ （向かって左側の眉のあたりとか） というわけで、１回の実行で足りないと思ったら もう１回、２回と「実行」を重ねればよいのですが、 やりすぎた！と思ったら「戻す」をクリックしてください。 線画の線が細めで、スキャン時の汚れなども少ない状態なら １回実行するだけでも十分だと思います。

★細部の修正★ 「最小値」フィルタのおかげで最初に比べたら随分白い個所がなくなったと思います。 でもまだ細かい部分が塗れていなかったり、逆にはみだしていたりします。 そういう部分を『ルーペ』を使って修正します。 細かい絵になればなるほど、この作業が大変かも。 でも、ここをきっちりやっておけば後の着色がラク。 注：ここで修正する際に、微妙に違う色で修正してしまうと あとでうまく領域選択できなくなってしまうので、必ず同じ色を使って丁寧に修正します。 「線画」レイヤを非表示にしたり、表示させたりしながら、白い部分が残らないよう、 できるだけきちんと塗っておいたほうが良いと思います。 また、フィルタをかけた際に色が重なってしまった部分は 自分で塗った色とは違う色になってしまっています。 こういう個所もきっちり自分で塗った色に修正しておきます。 ▲「線画」レイヤ表示状態 ▲「マスク」レイヤのみ表示 ふー。どうにか修正完了しましたー。 そして次のページからはいよいよ楽しい彩色です♪

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