C-01．マスキング用レイヤの作成
色を塗る時に、必要な部分だけをはみ出さずにきれいに塗るために
領域抽出を利用して塗らない部分にマスクをかけます。
そのために、着色をはじめる前にまず、
それぞれの領域を色で分けてマスキングするためのレイヤを1枚作ります。

★まず線画のレイヤに名前をつけておく★ 何はともあれ線画をPixiaで開きましょう。 そして現在ある線画のレイヤ（レイヤ0）の名前を変えておくことにします。 これからレイヤを複数枚使うことになるので、 それぞれにわかりやすく名前をつけておいたほうがいいのです。 これが線画を開いたばかりのレイヤパネルの状態。 この「レイヤ0」となっている部分をクリックして （またはレイヤパネルの『編集−設定』を選択）、 レイヤ設定ダイアログを出します。 そしてレイヤ設定の名前を「線画」とします （名前は自分でわかりやすいように他のものにしてもＯＫです）。 合成方法は「乗算」を選択し、レイヤの濃度はそのまま100%。 これでOKをクリックすると、レイヤパネルの「レイヤ0」となっていた部分が 「線画」となります。

★マスキング用（マスクをかけるために使う）レイヤを追加する★ 次に、マスキング用のレイヤを作ります。 レイヤパネルの『編集−追加』を選択します。 ダイアログが出るのでそのまま「OK」をクリックします。 すると新しいレイヤ「レイヤ1」が追加されます。 このレイヤの名前を先程「線画」レイヤの名前を変えたときと同様にして変更します。 名前はここでは「マスク」としておきます （自分でわかりやすいように「抽出用」「領域」などなど、名前はなんでもいいです）。 合成方法はやはり乗算、濃度100%です。 そして、線画レイヤが一番優先して表示されるよう （実際の表示で一番上に線画が見える状態）にしたいので、 レイヤの順番を変えます。 「マスク」レイヤをドラッグして、 「線画」レイヤの下に持って行きます。 そして、これから作業をするマスクレイヤの サンプル画像表示部分をクリックして、 マスクレイヤをアクティブ（選択している状態）にしておきます。 ※レイヤパネルの表示については『ファイル−環境設定』の「レイヤ」タブにて設定を変えられます。 私の環境設定状態についてはA-03．Pixiaの設定／ファイルの保存についてに示しています。 ここまで出来たら、一度ファイルを保存します。 ここから先はレイヤを複数枚使っているので 必ず『Pixia[*.pxa]形式』で保存します。 そうしないと、レイヤ情報が保存されないので注意！ 次のページではこの「マスク」レイヤに色をつけて領域を決めていきます。

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